食生活の見直し
塩分と動物性脂肪を控えたバランスの良い食事
一日の食塩摂取量は通常10g以下といわれていますが、高血圧の方、たんぱく尿が認められる方は6g以下と言われています。一杯のお味噌汁に含まれる塩分が約10gといわれていますので、うす味にし、具を多くすることで工夫してください。その他、塩分の濃い漬物、佃煮、焼き魚も注意してください。コレステロールを極力おさえるため、動物性脂肪を減らし、リノール酸を多く含む植物性脂肪を多く摂取しましょう。老化にうち勝つエネルギーを維持するために必要な良質なたんぱく質、食物繊維、ビタミン、ミネラルの摂取にも心がけてください。 |
適度な運動
日常生活で、転倒しない体力づくりを
日常生活動作の障害と知的機能の低下との間には密接な関係がみられます。歩行によって脳の様々な領域が刺激され、脳の代謝と循環が活発になります。歩行で足腰を丈夫にすると同時に、複雑な運動をすることができる手の機能を使うことも脳に重要な働きをします。料理を作る、楽器をひく、野菜を育てる、絵を描くなど、体と同時に頭を多面的に使う動作は大変効果的です。 |
楽しむ気持ちが大切です
好奇心と楽しむ気持ちを忘れずに
一つのことに熱中しながら体験することは、積極的に頭を使っていることであり、脳の神経細胞を刺激していることでもあります。
囲碁・読書・絵画・旅行・俳句などの趣味に没頭したり、仲間と一緒に行うことで脳は自然と活性化されます。
特別に趣味がないという方も、例えば、テレビのドラマ、映画をただ見ているだけでなく、自分はどう思ったか感想を書いたり、批評したりと表現することが、誰にでもできる予防策になります。
また、気持ちを若々しく保つためのおしゃれ心を忘れず、身だしなみに気をつけることも効果的です。
生きるよりどころ、生きがいを持てるものがあることによって、人は他者と交流するようになり、人間関係を健全に育もうとします。
脳に与える最大の悪影響といわれるストレスを生まず溜めないためにも、心の健康を高めることをしましょう。 |
生活習慣の見直し
定期健診の受診、生活習慣病の見直し
タバコ、深酒が認知症の頻度との優位な関係は認められてはいませんが、脳血管性の疾患(脳血栓、脳拘束)を引き起こす原因になるため、認知症になりやすい傾向があると言われています。
不摂生な生活習慣から起こる動脈硬化、高血圧、高コレステロール血症、肥満などもそのまま放置をすれば体に悪影響になるだけですし、心がけ次第で生活をあらためれば症状が悪化したり、他の症状から身を防ぐことができます。
全国の自治体や職場などで定期健診、生活習慣病の改善相談など、積極的に受けたりと、日頃から病気にならないための健康意識を持つようにしましょう。 |
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